乳がん検診・ドックで要精密検査、経過観察となった方へ

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乳がん検診・ドックで要精密検査、経過観察となった方へ

乳がん検診で「カテゴリー3(がんを否定できず)」以上の判定の方は保険診療にて乳腺外科外来を受診することが出来ます。

1.乳がん検診・ドックの結果について
2.保険診療による乳がん精密検査の自己負担額
3.生検(組織診)後について
4.当院精密検査・生検(組織診)の特徴

1.乳がん検診・ドックの結果について

マンモグラフィの結果は左右それぞれの乳房に対して5段階のカテゴリー(数値)で表記されます。カテゴリーはマンモグラフィのガイドラインに沿って決められたもので、がんの可能性の度合いを示します。

マンモグラフィでは、乳がんのみではなく,良性で明らかに治療の対象にならないものや,良性と悪性の区別が難しいものもあります。 明らかな良性所見で,病院に行って精密検査や治療を受ける必要のない場合には,「所見はあるが異常なし」という結果となり、カテゴリー3 以上は悪性の可能性があるので,要精密検査とされています。

カテゴリー1 異常なし
カテゴリー2 良性病変のみ
カテゴリー3 がんを否定できず(がんの確立は5~10%)
カテゴリー4 がん疑い(がんの確立は30~50%)
カテゴリー5 マンモグラフィ上はがん(がんの確立はほぼ100%)

2.保険診療による乳がん精密検査の自己負担額

(1)マンモグラフィ検査+乳腺エコー(超音波)検査を受診する場合
   約3,600 円~ 4,500 円(3 割負担時)

(2)マンモグラフィ検査+乳腺エコー(超音波)検査+乳腺MRI 検査を受診する場合
   約12,000 ~ 14,000 円(3 割負担時)

検査
1
穿刺吸引細胞診 エコー(超音波)ガイド

超音波を見ながら、病変に細い注射針(採血で使う針と同じ太さです)を刺して細胞を吸引して調べる検査です。細胞診は比較的侵襲の少ない検査ではありますが、100%診断がつくというわけではありません。

検査
2
針生検(組織診)エコー(超音波)ガイド

皮膚に局所麻酔を十分に行い、超音波検査で病変を確認しながら、病変に専用の太針を刺し、組織を採取する検査です。 この検査による出血は、たいてい圧迫すると止まりますし、帰宅してから出血するケースは滅多にありません。2~3日間は、入浴や運動、飲酒をお控えください(シャワーは当日から可能です)。

検査
3
吸引式組織診 エコー(超音波)ガイド

基本的に針生検と同じですが、針生検との違いは、さらに太い針を用いることと吸引機能が付いていることで、1回の穿刺でより多くの検体が採取できます。病理診断が難しいことが予想される病変などに選択します。
傷も3~4mmと小さく、外科的切開生検のように乳房の変形などは起きません。生検後は休憩なくご帰宅いただけます。

3.生検(組織診)後について

生検(組織診)では、細胞・組織を採取し、顕微鏡で見てがん細胞であるかどうかを調べます。当院で行う細胞診又は組織診は以下のものです。

1
生検(組織診)の結果判定までの時間について

生検(組織診)に拠り採取した組織は、外部の医療機関にて病理解剖(顕微鏡による解析)を行います。 生検(組織診)を実施した後、1-2週間後に解剖結果が当院に報告されます。結果は、再診時にご報告しています。

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生検(組織診)にて乳がんが確定した場合

乳がんが確定した場合、特に患者様が行きたい病院が無い場合には、下記、当院の連携医療機関をご紹介しています。
当院の連携医療機関は、乳がん確定後に紹介をした医療機関のうち、納得の行く手術、手術後のフォローを実施した医療機関を選別しています。  
 ・がん研有明病院(乳腺センター長:大野真司)
 ・国立がん研究センター中央病院(乳腺外科長:木下貴之)
 ・がん・感染症センター都立駒込病院(外科(乳腺)医長:有賀智之)
 ・聖路加国際病院(乳腺外科 部長・ブレストセンター長:山内英子)

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乳がんの手術(乳房が無くなってしまう恐怖感)について

乳がんの手術は患部を摘出する為、乳房が無くなってしまうことに関する恐怖感が多くの方にあるのではないかと推測します。
実際に昔は乳がんの手術を受けた方は、切除後の乳房の無い状態で退院されていました。
一時期はその反動からか乳房の一部のみを切除し、乳房を温存することに比重が置かれていましたが、近年、乳がん切除後に乳房再建を行うことが保険認可され、多くの医療機関では乳癌切除が全摘出であった場合には、乳房再建まで行っています。
当院の紹介医療機関も乳房再建が出来る医療機関ですのでご安心下さい。

4.当院精密検査・生検(組織診・細胞診)の特徴

01 専門性

乳がんが疑われる場合、乳がんの確定診断を行うために実施する生検(組織診・細胞診)は当院で行っています。精密検査時点で生検を行う目で検査を実施しています。

02 利便性

乳がん精密検査において乳がんが疑われる場合には、その診察中に乳がん生検を行う予定を決定しています。
また、乳がんが確定した場合には速やかに乳がん手術を行う評判の良い病院(連携医療機関)を紹介します。

03 安心

乳がん生検前に乳腺MRI検査を実施し、乳がんが疑われる個所をすべて洗い出してから生検を行っています。つまり部分的に乳がんらしきものが個所が乳がんであったか否かだけでなく、乳房すべてについて乳がん疑い個所を確認した上で生検を行い、乳がんの有無の確認を行うことが出来ます。

  • NPO法人乳がん画像診断ネットワーク
  • 一般社団法人乳腺画像・研究診断支援グループ
  • 日本乳癌検診学会 乳房MRIをスクリーニングやドックとして使用する際のガイドライン
  • 乳腺外科医のブログ 女性のための健やか便り