乳腺外科外来のご案内(保険診療)

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    乳腺外科外来のご案内

  1. 乳腺外科外来で保険診療を行うことが出来るのは、
    ・乳がん検診で乳がんが疑われる方
    ・乳がんの症状がある方 です。
  2. 乳がん検診で乳がんが疑われる方
  3. 乳がん検診で「カテゴリー3(がんを否定できず)」以上の判定の方は保険診療にて乳腺外科外来を受診することが出来ます。
  4. 乳がんの症状がある方
  5. セルフチェックにて乳がんの症状がある方は保険診療にて乳腺外科外来を受診することが出来ます。
  6. 1. 乳腺外科外来の診療の流れ
    2. 保険診療による乳がん精密検査の自己負担額(保険診療)
    3. 乳がんが疑われる場合に実施される生検(組織診)について
    4. 生検後について

    乳腺外科外来の診療の流れ

  1. 乳腺外科外来では以下の手順で診療を行います。
    1. 初診時
      1. 乳腺精査エコー検査を行います。また、診断のために必要と判断する場合にはマンモグラフィ検査を併用します。
        乳がんの疑いがあるか否かは原則として初診時に診断を行います。
    2. 再診時(乳がんの疑いがある方)
      1. 乳がんの疑いがある方は乳腺MRI検査を実施し、乳がん疑いがある部分の範囲を正確に確認した後に、組織診または細胞診を行います。

    保険診療による乳がん精密検査の自己負担額(保険診療)

    1. マンモグラフィ検査+乳腺エコー(超音波)検査を受診する場合
      1. 約4,500円~5,100円(3割負担時)
    2. マンモグラフィ検査+乳腺エコー(超音波)検査+乳腺MRI検査を受診する場合
      1. 約12,800円 ~ 17,000円(3割負担時)

    乳腺外来で実施する生検(組織診)について

  1. 生検(組織診)では、細胞・組織を採取し、顕微鏡で見てがん細胞であるかどうかを調べます。当院で行う組織診又は細胞診は以下のものです。
  2. 検査
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    穿刺吸引細胞診 エコー(超音波)ガイド
  3. 超音波を見ながら、病変に細い注射針(採血で使う針と同じ太さです)を刺して細胞を吸引して調べる検査です。細胞診は比較的侵襲の少ない検査ではありますが、組織診と比べると、診断が不確かなことがあるため、当院では乳がんを疑う病変については、原則下記の組織診を選択しています。
  4. 検査
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    針生検(組織診)エコー(超音波)ガイド
  5. 皮膚に局所麻酔を十分に行い、超音波検査で病変を確認しながら、病変に専用の太針を刺し、組織を採取する検査です。 この検査による出血は、たいてい圧迫すると止まりますし、帰宅してから出血するケースは滅多にありません。2~3日間は、入浴や運動、飲酒をお控えください(シャワーは当日から可能です)。
  6. 検査
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    吸引式組織診 エコー(超音波)ガイド
  7. 基本的に針生検と同じですが、針生検との違いは、さらに太い針を用いることと吸引機能が付いていることで、1回の穿刺でより多くの検体が採取できます。病理診断が難しいことが予想される病変などに選択します。
    傷も3~4mmと小さく、外科的切開生検のように乳房の変形などは起きません。生検後は休憩なくご帰宅いただけます。

    生検後について

  1. 生検を行った後は以下ようなの流れになっています。
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    生検の結果判定までの時間について
  3. 生検に拠り採取した組織は、病理診断専門の施設にて診断を行います。
    生検を実施した後、1-2週間後に病理結果が当院に報告されます。結果は、再診時にご報告しています。
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    生検にて乳がんが確定した場合
  5. 乳がんが確定した場合、患者様のご希望を伺いながら治療施設を選択しています。
    当院では、下記医療施設と連携しておりますが、これらの施設以外でも患者様のご希望に合わせてご紹介可能です。
    ・がん研有明病院(乳腺センター長:大野真司)
    ・国立がん研究センター中央病院(乳腺外科長:木下貴之)
    ・がん・感染症センター都立駒込病院(外科(乳腺)医長:有賀智之)
    ・聖路加国際病院(乳腺外科 部長・ブレストセンター長:山内英子)
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    乳がんの手術について
  7. 乳がんの手術が必要と言われると、患者様はまず乳房が無くなってしまうかもしれないという恐怖感を抱くことも多いと思います。実際に、かなり昔には乳がんの手術と言えば、乳房切除術(乳房が全部なくなる)を行っていました。その後、数年前までは温存術と言って乳房の一部のみを切除する方法が主体となっていましたが、現在では乳房切除を行った後のシリコンインプラントを用いた乳房再建が保険適応になったことから、この方法が選択されることも多くなりました。当院で乳がんと診断された患者様にも、乳房再建が可能な施設をメインにご紹介しておりますので、ご安心ください。
担当医師紹介について 診療時間について お電話でのお問い合わせ:03-6202-3375

処方箋について
処方箋の有効期限は発行日を含めて4日間です。
処方箋の期限延長はできませんので、必ず4日以内に薬局へお持ちください。
期限を過ぎてしまった場合は、再診察、新しい処方箋の交付が必要となります(全額自己負担)。

  • NPO法人乳がん画像診断ネットワーク
  • 一般社団法人乳腺画像・研究診断支援グループ
  • 日本乳癌検診学会 乳房MRIをスクリーニングやドックとして使用する際のガイドライン
  • 乳腺外科医のブログ 女性のための健やか便り